今月は体験レッスンのお問い合わせが多く
今日も大学生のK君がお越しになりました。
大学のマンドリンサークル(北大アウロラではありません)でクラシックギターを弾いてるKくんは
ソロにも興味があり挑戦してみたものの、独学の困難さを感じて習いにきてくれました。
曲はベネズエラワルツ第3番/A・ラウロ
前回の初レッスン時より大分精度が上がっています。
所々左手でも音色を創れるようにもなって努力の跡が伺えますね。歌心と音色のセンス感じます。
この曲、和音のチェンジが結構シビアなので、各指がどのタイミングでどの弦の何フレット上にあるのか
綿密に作戦を立てて練習しないと中々上手くいきません。
横の動きには大分対応してきましたが、指の上下の動きと独立に問題があるので、それを鍛えるエクササイズを練習してもらいます。
今後も継続して習いに来てくださるとのことなので、読譜能力を試すつもりで
カルカッシのエチュード2番を弾いてもらうと…2つ目の和音から全然弾けない…(笑)
読譜が普通に出来れば初見でもスラスラ弾ける技術力は持ち合わせているはずなのですが
かなり読譜が弱くバランスが悪い状態です。
独学の人はTAB譜に頼ってしまいがちだったりします。。
ラウロでも結構音ミスやリズムミスがありましたので、これは今後マンドリンオケでも苦労するだろうということで
音を「点」で読むのではなく、前後関係を気にしながら「線」で読むという意識を勉強してもらいました。
譜読みは質より量というか数をこなすのが一番なので、暫くの間は大変かと思いますが
クラシックギターにおいて読譜力は上達度、曲を仕上げる速度にも大きく関わるので
譜面とにらめっこする時間を増やして頑張ってくれたらと思います。
吉住和倫
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