ここのところ本当に時間が無くて、ブログ更新する暇があったら練習するか仕事したいという状態なのですが
毎年決まってこのオーディション後はアクセスが増えるので、期待に応えて更新します!
昨日行われた札幌市民芸術祭ギター音楽祭独奏部門のオーディション。
僕の教室門下生からは3名が通過しました。
三浦公平さん。
とても熱心な方で、僕がレッスンで取り上げていない曲や技術練習などもやってきたり
時には頑張り過ぎて手を痛めてしまったり。。
習いに来た2年半前は技術的にも音楽的にもまだまだでしたが、とても大きく上達しました。
このオーディションへの参加を決めた段階では当落の話が出来る実力ではなかったのですが
この春以降伸び率が大きく向上し、準備段階でかなり可能性がある仕上がりになってきたので
通るかもしれないな、と思っていたらサイの目が良い方に転がってくれました。
鎌田佳祐さん。
小樽商科大学プレクトラムアンサンブルのOBで社会人ギタリストです。
今年僕も本番で何度か弾いている天使の死/A.ピアソラでのエントリーでした。
テクニック的にはまだまだ粗があるのですが、音楽的にハッタリを効かせるのが得意なので
多少弾けてなくても弾けてる様に聴かせてしまう術を持っています(笑)
仕事が忙しく中々練習時間が取れないため、昨年から1年以上弾き続けている曲でのエントリー。
また昨年はオーディションを受けたかったのにエントリー出来なかったので、そういう意味では
2年越しのオーディション通過となりました。
稲葉有亮さん。
もうこのブログではお馴染みですね。
彼も小樽商科大学プレクトラムアンサンブルのOBで社会人ギタリストです。
ここ数年、割と派手目な現代曲でのエントリーでこの音楽祭本選の常連となっていましたが
今年はフェアウェル/J.ダウランドでのエントリー。
とても豊かな歌心を持っていますが、読譜が苦手で緻密さのない彼。
ポリフォニックな音楽は大の苦手と言って良いでしょう。
声部の流れもまだ完璧には把握できていませんが、何とかオーディションに間に合わせて滑り込みセーフという感じでした。
そして今回もう1人、お馴染みの倉田拓郎さんもエントリーしていたのですが今回は落選となってしまいました。
前日のリハーサル会でも彼が最も良い出来で、僕も彼はほぼ間違いなく通るだろうと思っていたので
彼だけが落選してしまったのは驚きの結果であります。僕以外の人も驚いていましたね。
やはり5分間の一発勝負は難しいです。何があるか解りません。
僕も実はギター音楽祭で札幌市民芸術祭大賞を取る前年は、手の故障の影響もあったのですが
オーディションで落選しています。
大切な事は僕も彼も今回の結果をただのガッカリで終わらせない事。糧とする事です。
今回のオーディションは倉田くんの他にも、昨年もオーディションを通過していた常連が2人落ちているので
中々厳しい争いだったとも言えるのではないでしょうか。
また昨年、坂本和奏さんが大賞を受賞して音楽祭を卒業しましたが、代わりに(?)飯野健広くんという
既に関東のコンクールで幾つも賞を取っている優れた若手が現れましたので、大いに盛り上げてくれることでしょう。
本番は9/2(日)。
出演される皆さま、どうか悔いの無い準備期間をお過ごしください。
吉住和倫
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