続ける事の難しさ。

6/26(日)のギターの祭典に出演予定の稲葉くん。

勤務先の関係で滝川に住んでいて、週末に実家のある札幌へ

戻ってくるというライフスタイルです。

ですので、クラシックギターのレッスンも貴重な休日を利用して通って来てくれています。

 

彼は学生時代から良く弾けていましたが、僕の教室に習いに来てから短期間で腕を上げ

札幌市民芸術祭「ギター音楽祭」のオーディションも2年連続で通過しています。

 

しかし年々仕事が忙しくなり、今は練習時間の捻出に大変苦労している様子。

まだギターの祭典で弾く、アッシャー・ワルツ/N・コシュキンの暗譜が済んでいません。

 

 

 

人前で弾くのも大好きで熱意もあるものの、環境が中々ギターに向かわせてくれない。

やはり社会人になって高いレベルを目指そうと思うと、大きな苦労は避けられませんね。

 

しかし時間のない中でも、今日のレッスンでは幾つかの難所を克服し始め

アーティキュレーションの指定も大分守ってくる様になりました。

 

上昇志向の強いアマチュアの方は、時間がなくて挫けそうになることもあるかと思いますが

そんな中でも小さくても構わないので、上達の実感や充実感を得られるかどうかが

忙しい社会人になってから楽器を続けられる1つのファクターだと思います。

あくまで1つですよ。向上心も、楽器に捻出したい時間も人それぞれです。

 

僕は教える側なので、生徒さんの代わりに努力することはできません。

少ない時間でも成果を感じられる質の高いレッスンでサポートすることが僕の仕事です。

熱意を失わずに通い続けてさえくれれば、時間に余裕のある学生の頃の様な上達速度は

望めなくても、着実に前へは進めます。

忙しくて楽器が弾けない時期があっても良いのです。

鈍ってしまってもまた必ず取り戻せます。

 

彼は6月の本番の時点では、まだ足りない点が多くあったとしても

必ず今より素晴らしい演奏をします。

彼が出演するギターの祭典午前の部は無料になっております。

皆さま是非応援に駆けつけてください。

 

…ってよく考えたら、稲葉君は次の週末のマンドリン音楽祭にも

3部の合奏のクラシックギター首席奏者として出演するのでした。。

忙しいのにホントよくやりますね(笑)

皆さま、こちらも合わせてお越しください。よろしくお願い致します。

 

吉住和倫

 

公益社団法人日本ギター連盟公認

マンドリン・クラシックギタースクール

『吉住ギター・マンドリン教室』

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