ギター音楽祭オーディションが終わりました。
参加された皆さん大変お疲れ様でした。
「ギター音楽祭」は札幌市主催による、新人ギタリストの発掘、アマチュアギタリストの発表の場として企画されている催しです。
独奏・重奏・合奏の部門があり、合奏は書類審査、独奏・重奏は演奏審査により演奏者が選出されます。
また独奏は、小中学生部門、一般部門に分かれており、一般部門のオーディション通過者は
札幌市民芸術祭大賞、奨励賞の選考対象者となります。
僕もアマチュア時代からプロ3年目辺りまで、何度も挑戦して札幌市民芸術祭大賞を受賞することができました。
札幌近郊限定の催しですので、全国規模のコンクール程のレベルではありませんが、大賞受賞者はここ15年で僕を含めて
2人しか選出されておらず、大賞を受賞するにはかなり高いレベルの演奏が要求されます。
オーディション会場は、本番と同じ教育文化会館。
昨日は僕のギター教室から3人の生徒さんがオーディションを受けました。
3人共良い準備で臨みましたが、結果は2人が合格。
みんなよく頑張ってくれました。おめでとう&お疲れさま。
合格した倉田くん、稲葉くんは一昨日のリハーサルより上手く弾けた模様。
でも今年は周りの平均レベルが高くて自信がなかったらしいです。
合格した2人を含めて、過去にオーディション通過した経験のある人が多く受験してるのだから
当然去年よりレベルは上がりますね。
実際、合格した7人中6人が過去のオーディション通過者でした。
惜しくも落選した小林くんは、先日のkitaraと一昨日のリハの中間くらいの出来だったとのこと。
僕はその場の演奏を聴いてませんが、実際にそうだったのであれば、結構惜しいとこまではいってたんじゃないかと思います。
リハーサル会の出来は、倉田くんや稲葉くんが「ヤバい」と思う様な良い演奏だったので。
小林くんは結構緊張タイプなので、ギターの祭典やkitaraでの発表会でも「全然弾けなかった」と落ち込んでいましたが
(決してそんな悪い出来じゃないのですけど)オーディションでは、自分が納得できる演奏が出来た様です。
結果は残念でしたが、上達とその成果をオーディションという大変緊張するシチュエーションである程度発揮出来たことは
彼にとって大きなステップアップに繋がったと思います。
就職が北海道外に決まり、今年は最後のチャンスでしたので、通してあげられなかったのは先生の立場としてはとても残念ですが
3月までの間に彼はまだまだ上手くなれるはずです。
来年度以降、良い形で他のギターの先生に橋渡しして楽しくクラシックギターを続けられるように彼の助けになっていきたいと思います。
吉住和倫
公益社団法人日本ギター連盟公認ギター教室
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