先日行われたギター音楽祭オーディションで惜しくも選外だった
小林和音くん。
オーディション後初レッスンでしたが、キッチリ新曲をさらってきました。
モチベーションを落とすことなく取り組んでます。立派ですね。
曲はエイトル・ヴィラ=ロボス作曲プレリュード1番。
クラシックギターの世界では昔からの超スタンダード曲です。
全体的にp指のアポヤンドのタッチが一定ではなく、アルアイレとアポヤンドが無意識的に混ざってしまったり
変化が欲しいところでタッチを変えられていません。
指と爪の掛かり具合、また指の軌道が表面版から逃げる方向にいってしまっているのを修正。
大分力強さは増しましたが、コントロール出来るにはもう少し時間が掛かりそうです。
中間部の難所はp指のスイープ、直後のi指が不安定で苦労してる様子。
プランティングのタイミングを決めずに弾いていたので、タイミングを指定して
当分の間は8ビートでリズムを取りながら練習してもらいます。
各指、各弦の弾くタイミングがビートの表なのか裏なのかを掴めてくれば、安定度は一段階増すはずです。
小林くんがオーディションに向けて練習していたフリア・フロリダ。
まだまだ粗さもありますが、とても良く頑張って練習を重ね、人前に出しても恥ずかしくない演奏に仕上がっていました。
折角ですから、せめてブログを見てくれてる人達に聴いてもらえるように、オーディション前日のリハーサル会での演奏動画を公開します。
オーディションに通過した兄弟子達も危機感を覚えるくらい、彼は上達しました。
後半年間で、どれくらい上手になるか楽しみです。
吉住和倫
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