ジョイント本番。

18日(日)は本番。生憎の雨模様でしたが、台風が近づいていたことを考えると

小雨程度で済んだのは不幸中の幸いでしたね。

 

本番の会場は吹田市文化会館メイシアター中ホール。

会場設営はギルドのスタッフの方がほとんどやってくださり、idメンバーはリハ開始までほぼ待つだけという…

何から何までありがとうございます。。

 

 

 

リハは途中でやや時間が押したりもしましたが、大きな問題もなく終了。

途中でギルドの単独ステージのリハを見学させてもらいましたが、明らかに昨年より素晴らしい音楽に仕上がっていました。

過去3年に比べると大分人数が増えて29名となっていましたが、決して大味になることなく、より繊細、多彩な演奏。

特にフレージングの入りと終わりがとても丁寧で、ここは見習いたいですね。

ギルド単独ステージ本番は客席に入ることが出来ず聴けなかったのですが、間違いなく良い演奏だったことでしょう。

 

さてid単独ステージの本番。力を存分に出せたか、というと否ですが悪い演奏ではなかったです。

idは例年25名程度で演奏していますが、大阪に全員が行けるはずもなく、17名による演奏でした。

やはり普段より響きが薄く感じられるのと、誰もidの演奏を知らないアウェー(?)の地故に

メンバーの多くがいつもより固かったです。

しかし、鬼門のヴィヴァルディも大きな事故もなく乗り切り、団の持つ良い所は

ある程度出せたステージだったのではないかと思います。

 

そして合同ステージ。

風の組曲は小さな綻びはありましたが、想像以上に良い演奏でした。

指揮なしで40~50人の合奏なんて上手くいくのだろうか?

と、指揮無しアンサンブルに慣れている僕でさえ、やや不安があったのですが、良い意味で裏切ってくれましたね。

 

ファンタジー2も皆さん高い集中力で弾ききったと思います。

技術、リズムが難しいとはいえ、弾ければサマになる風の組曲と違って、知性と繊細さが求められるこの曲。

表現と言う意味ではこちらの方が難しいのですが、良い演奏だったのではないでしょうか。

しかし、まだ全体的に音の方向性、フレージングの統一感、時間の感じ方などムラが感じられるので

もっと音楽を細部まで共有していく必要があると感じました。

 

いつもの合奏の演奏会なら、終わるとある種の達成感があるのですが、今回はあまりそれが湧いてきません。

それはやはり来月に同じプログラムで札幌公演を控えているので

直ぐに「次はもっと上手く」という気持ちに向いていったからですね。

独奏なら何度も同じ曲を人前で弾くのは珍しいことではないですけど、合奏曲は大抵1度弾いたら終わりですので

今回の様に2公演あるというのはとても貴重な機会です。

本番まで20日弱。もう一段ステップアップして臨みたいと思います。

 

 

吉住和倫

 

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