マンドロンチェロの生徒さんがご入会しました。
指導団体で教えることはありますが、教室の個人レッスンでマンドロンチェロを教えるのは久し振りです。
北大アウロラでマンドロンチェロ首席奏者を務めるIくん。
アウロラの先輩、市川敦嗣くんが初演したこの曲を弾きたくて習いに来てくれました。
Inspiration No.3/加賀城浩光
キャッチーでちゃんと弾ければそれだけでOK…という、音楽的には易しい曲なのですが、ちゃんと弾くのがとても難しいという。。
まずエレキギターで使われる、空ピッキングやブラッシング等のテクニックが必要で
張力の強いマンドロンチェロでは押さえがキツイ和音も幾つも出てきます。
またデュオ奏法や滑走アルペジオなども含まれており、技術的にはかなり難易度の高い曲です。
最初に持ってきた時は、結構譜読みで音ミス、リズムミスが多かったのですが、今日は大分修正してきてくれました。
しかしブラッシングを伴うカッティングが中々上手くいきません。
付点のリズム+アップピッキングを含んだリズムパターンになると空ピッキングが出来なくなり
ダウンアップの順序が狂ってしまっているので、16分音符2つずつに分けて細分化して練習。
体でリズムが取れないものは、最初は細分化して頭でカウントを数え、算数の様に足して覚えていく必要があります。
また和音が全体的にクリアに鳴らないので、まずフレットの金属部分を押さえてしまい音が詰まる
ダウンストローク時にブリッジ側へ斜めの角度でピッキングしてしまい、高音弦の響きが固くなって
しまっている等の癖を改善していきました。
音域が低く、張力が強く音もビビりやすい為に、書いてある和音がどういう響きを持っているのかが
イメージできていないので、技術と同時に耳を育てていく必要がありますね。
上手に弾きこなすまで習得するべき技術が多く、道は険しいですが、頑張っていきましょう!
吉住和倫
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