ザビエル・ジャラ札幌公演にご来場いただいた皆さま有難うございました！
自分のリサイタル5日後の主催公演＆平日開催で集客の苦労を予測していましたが
終わってみれば椅子を追加で出す程の盛況ぶり。
集客に協力していただいた先生達に感謝申し上げます。
演奏は明らかに昨年より進化していました。とてつもない23歳です。
溜息が出るような美しい響きとレガートなフレージングに酔いしれました。
僕のギター教室の生徒さんが数名、一昨年ジャラが2位になった東京国際を聴きに行き、その際の演奏に魅了され
昨年優勝した際に「先生札幌に呼んでください！」と強い要望もありましたし、僕自身あの素晴らしい響きを
札幌の皆さんに聴いていただきたくて、今回自分のリサイタルの直後という結構キツイ日程でも強行しました。
特に同業者の方からは「よくやるな～」と思われるのでしょうが普通は呼ばないのでしょうね。
現実としては自分のリサイタルの集客とも共食いになりますし、自分よりかなり高い演奏レベルのギタリストの演奏を
自分の演奏会の直後に聴いてもらうのは、考え方によっては自分の演奏の評価を下げることにも繋がるので。
僕は別に自分のことを下手だとは全く思っていませんが、自分より遥かに優れたギタリストは世の中に多くいるワケで
周りのギター、音楽を愛する人達には出来るだけ良いものを多く聴いてほしい、という気持ちが強いです。
結果として多くの方に喜んでいただけてとても嬉しく思っております。
なにより僕自身がまたジャラの演奏を楽しませていただきました。
楽器は彼が普段使っているヒューゴ・キュビリエではなく今回のツアーのスポンサーであるヤマハのものでしたが
それでも紛うことなき「ジャラの響き」でした。自分の音色を持つことは、優れた演奏家の証明でもあると思います。
ギターに限らず他楽器の巨匠たちもそうですし。
今年GFAで優勝したのでNAXOSからのCDデビューも決まっておりそちらも楽しみですね。
最後に新千歳空港到着直後にジンギスカンに挑戦中のジャラ氏。
2人前をペロリとたいらげました。何でも太極拳やヨガで体のコンディションを整えているそう。
演奏以前に体創りの意識からしてとても高い。ギター演奏以外でも只者ではないと思わせてくれました。
吉住和倫
公益社団法人日本ギター連盟公認ギター教室
札幌の音楽教室・マンドリン・ギタースクール
『吉住ギター・マンドリン教室』
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