リサイタルだったり主催公演だったりでバタバタしてましたが
通常モードに戻ってきました。と言っても年末ですし、有難いことに全然暇ではないですけども。
今日はレッスンをこなしたあと、北大アウロラの個人指導と合奏指導へ。
定期演奏会が3週間後に迫っており、皆さん練習にも熱が入っています。
指導させていただいた曲はシンフォニア/G・マネンテと小組曲/C・ドビュッシー。
個人指導はまずマンドロンチェロトップのIくん。
付点のリズム、装飾音符のリズムが決まらずやや安定性を欠いていたので
トレモロの回数、音の方向性、装飾の弾き始めるタイミング等を整理。
また転調を伴ったゼクエンツ(同一音型を違う音程で反復させる作曲技法)では和声に対する意識が見えなかったので
どのタイミングで転調しているのか、緊張が強くなっているのかを意識してもらいました。
コンサートミストレスのSさんは、弾く事に関しては高いレベルでほぼクリアできているので
音楽的なことを中心に。和声の緊張緩和をどうメロディに反映させていくか。
1つのフレーズの盛り上がりを細切れにならず大きく聴かせるためにはどう時間をを使ったら良いか。
第1主題、第2主題の場面毎の性格の変化をどう表現していくか。
アーティキュレーションや音色をどう考えて、変化を付けていくか等々。
合奏も全体のクオリティは良い水準まで来ているので、バランスやパート間の旋律の受け渡し
パート毎の役割など交通整理に時間を割きました。
Sさんの指導内容と同じく、やはり肝は第1主題、第2主題の場面転換、表情のバリエーションですね。
これがクリアできれば一段も二段も上の演奏にいけるでしょう。
小組曲/C・ドビュッシーは音楽的に中々手強く苦戦してる様子。。
こちらは長くなりそうなのと、来週また見させてもらうのでその際にでも書きます。
吉住和倫
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