今月は怒涛のような忙しさでブログに書けていないのですが
既に2人新しい生徒さんが当ギター教室にご入会してくれています。
そのお二方のご入会はまた日を改めて書きますが、今日は今月3人目の新しい生徒さん。
大学生のOくん。
2度の体験レッスンを終えて今日から初レッスン。
彼は大学のマンドリンサークルの次期ギタートップだけあって粗削りながらも中々指が回ります。
まず右手のアルペジオ練習でフォーム、タッチの矯正から。
右手首がやや猫の手(と言えばお分かりいただけるでしょうか?)の様に折れ過ぎていて弦を掬い上げるタッチになっていたり
p指が他の指に比べて弦に対して圧力を掛けられず、横に逃がしてしまっている点等を修正。
まだまだ改善点は多くありますが一歩一歩です。
そして一定以上の技術をお持ちのクラシックギターの生徒さんには例外なく、出している左手のエクササイズ。
これは中々上手に弾けています。が、何に気を付けて練習するのか、何のための練習なのかを把握しきれていないので
ここを細かく解説。実はエクササイズって正確に書いてある音を出せるかどうかよりも、何のために何に気を付けて
練習するべきかを把握することの方が難しく、大切だったりします。
これをキッチリ把握して「良い練習」が出来るかどうかで上達速度が大きく変わってくるのです。
カルカッシのエチュード2番は課題はほぼクリア出来ているので、肘と3指の押弦角度が悪い箇所を修正して終了。
次は3番です。
この曲では現代のクラシックギター奏法では必須のテクニック、右手のプランティングの練習をします。
指を降る、戻すタイミング、速度等、脳から指への指令を整理するのが中々難しく、皆さん苦労されるのですが
これを覚えると演奏の安定度、音色やダイナミクス、アーティキュレーションのコントロールが大きく向上します。
Oくんは悪戦苦闘しながらも、正しい練習方法はきっちり覚えていってくれました。
今まで独奏の経験がほとんど無く、クラシックギターの曲も知らないということなので、エチュード以外の曲は
取りあえず僕が候補を出してみる事に。
Oくんが選んだのはL.ブローウェル作曲「11月のある日」
2カ月もたてば丁度11月ですしタイムリーな曲ですね。
11月中に弾きこなすのは中々大変だと思いますがどこまでいけるでしょうか?
明日は約2カ月ぶりの完全オフです。
練習はするけど、仕事は一切しません!(笑)
まずはゆっくり寝ます。おやすみなさい。。
吉住和倫
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