ありがたいことに、今月はご新規の生徒さんが多く、今日はクラシックギターのOさん。
先日のOくんと同じ大学のマンドリンサークルの次期正指揮者です。
ピアノとフルートで長いキャリアをお持ちなので、かなり読譜力は高いと予測していましたが
音符を「言葉」として読み取るレベルに達しています。
五線譜に不慣れな方は一音一音を数えながら読んでいく形になりますが、一定以上の読譜力があり
音楽理論をある程度把握している人は、縦に重なる音と横に流れる音を見て「文章」の様に読みます。
僕の生徒さんの中でもそこまで到達してる人はほんの一握りです。
ピアノで培われた技術だと思いますが、左右の各指の分離がかなり出来ている状態で、俊敏性も持っています。
勿論ギターを弾く技術という観点ではまだまだ訓練が必要な状態なのですが、エクササイズ1つにしても
カルカッシのエチュードにしても、とにかく練習が的確で丁寧。
体験レッスン時で伝えたポイントも、自主的に細かく楽譜に記載しているという几帳面っぷり。。
逆に僕がしっかり教えなければ…!という気にさせられます。…って、勿論普段からしっかり教えてますけど(笑)
ギター独奏の経験はほぼ皆無で、取り敢えずオーバー・ザ・レインボウの簡単なアレンジ譜からやってみる事に。
上記のYouTube動画よりも簡単なアレンジですが、ほとんどミスもなく
和声感もフレージングも見える音楽的な演奏。
独奏初挑戦としては十分なクオリティに達しているので、和音に合った有効なフォーム、離弦時の指の関節の使い分け、
メロディを浮きだたせるための弦への圧力のコントロールなど技術的な部分を調整して終了。
成長速度が早く、向上心が高いので、次は少し飛び級してソルのワルツに挑戦です。
向上心と能力の高い彼女はきっと周囲の人達にも良い刺激を与えてくれるので、この先が楽しみですね。
吉住和倫
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