春のクラスコンサート。

昨日は独奏を通しで弾けるレベルの門下生によるクラスコンサートでした。

都合が付かない生徒さんも多かったり、人前で弾きたがらない生徒さんもいるのですが、20人程の参加となりました。

まだ通しで弾くのが難しい初心者の生徒さん達も、9月の発表会でのデビュー目指して頑張っていただけたらと思います!

 

年度末の近い時期ですので、仕事が忙しい方、学業が忙しい方、サークルや社会人団体での音楽活動が忙しい方、様々で

個々人仕上がりにもかなりバラつきがありましたが、準備万端の人は勿論、そうでない人にとっても良い内容の会になったと思います。

 

初めて人前での演奏を披露してくれた生徒さんも、数名いましたが、緊張で大崩れする事もなく、大きな破綻もなく

しっかり弾いてくれました。

 

そして、この時期は就職等で札幌を離れて卒業する生徒さんにとって最後のクラスコンサートでもあります。

ちょくちょくレッスンに来ない時期を挟みながらも4年程通ってくれたTさん。

最後という事で気合を入れて、初めてそれなりに大きな規模の曲に挑戦。

イギリス組曲/J.デュアルテを弾いてくれました。

テクニック的に厳しい箇所も少なくなかったのですが、いま彼女が出せる「良さ」はしっかり出せた演奏でした。

 

もう1人卒業のAくん。

マンドリン独奏を志した時からずっと弾きたいと思っていた、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ1番のフーガ。

マンドリンで演奏するのはかなり難しい曲ですが、よく弾ききりました。

まだまだ粗も多いですが、音楽を勉強している姿勢が伝わる演奏だったと思います。

僕に習って1年半程度の期間でしたが、とても意欲的によく頑張りました。

頑張った分、上達度のリターンも大きかったですね。

15日に北大アウロラの卒業演奏会があるのですが、そこでもこのフーガを演奏する予定です。

お時間ありましたら是非聴いてやってください。

 

さて最後に、昨日の模様をちょっとだけ公開します。

Tさんの希望で教室有志の力を借りて演奏した、クラシックギター3重奏の人気曲、光の街/佐藤弘和

技術的にあまり難しくなく、中級者以上の腕前の方なら気軽に楽しんで演奏できるおススメの1曲です。

と言っても、これは前日に1度練習しただけの一夜漬けクオリティですが(笑)

もう1曲はマンドリン独奏の現代曲、即興詩/桑原康雄。

海外の著名マンドリニスト達もよく取り上げる作品で難曲として知られています。

演奏はデュオ「森羅万象」などでもお馴染みの横山貴史くん。

この曲に取り組んで3カ月程度ですが、頑張って仕上げてくれました。

4指の独立、脱力がしっかり身に付けば鉄壁の演奏になりそうです。

彼との出会いは4年ほど前ですが、とても上達しました。この先もとても楽しみ。

 

吉住和倫

 

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